大層な名前してますが、要は愚 痴 不 満 等入り交じった日常あれこれです。これいいなぁと思ったり自慢したいことなども書きます。雑多なブログになると思いますがよろしくおねがいします。
傍らに地の底 #2
得体の知れない闇と湿度と、苔や虫や今立っている階段よりも、数段気味の悪いもののように感じられた。暗闇以前の記憶がなかった。まるでこの身体ですら、誰か他の人間に感じられた。 自分はなぜ記憶がないのだろうか?その記憶が戻れば、―――あるいは戻る記憶もないのかもしれないが―――今この階段をただひたすらに... 続きをみる